犬と暮らしていると、動物病院は有難い存在ですね❗️
ペット医療もものすごい勢いで進化、発展を続けています🩺💉
が、コリーは薬や胃腸に弱い一面もあり、過去には出された薬が強すぎて副作用を経験し苦い思いもしました😱
そんなことから、病院で出される西洋医学の薬に少々抵抗を感じ、漢方薬のような優しい薬はどうなんだろう❓と興味を抱いて我が家の犬達にも取り入れています。
そして、偶然2年前に出会った本がこれです💡
今も度々開いては我が子達の体調の変化に活用、市販の漢方薬をご飯の上に乗っけたり混ぜたりして食べさせています🥣
獣医版と記載されているだけあって、獣医師の先生達にも向けた漢方薬を懇切丁寧に説明されているように感じる書籍でありながら、フローチャートなのでこの病気や症状にはこれ!というのが一般初心者にもすぐ活用できる内容です。コラムやワンポイントアドバイスのコーナーも理解しやすい読みやすい内容です。
著者は人間のお医者さんと動物のお医者さんのお二人。
新見正則さん。
現在は帝京大学医学部博士課程指導教授。過去には英国オックスフォード大学医学部に5年、イグノーベル医学賞受賞など履歴も多々、テレビにも登場している人間の漢方薬の専門家でもある臨床医です。
モダン・カンポウという、既存の「漢方診療」に拘らず症状に合わせて漢方を処方し、もしよくならなければ別の漢方を、あるいは生薬のためばらつきもあるので同じ名前でもメーカーを変えてみる、西洋医学の補完医療としても・・と自由度の高い考え方の先生です。
井上明さん。
日本獣医がん学会理事。日本でたった‼️48名しか存在していない日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種の一人です。日本で小動物診療分野で働く獣医師は約15200名、その中のたったの48名(超狭き門)しかいないガンのスペシャリストです。
検索するとお二方とも凄い方❗️ということがわかります。
日本東洋医学学界元会長名誉会員の松田邦夫さんが推薦の言葉として・・・
「漢方薬は食べ物の延長で、大きな副作用もなく、症状で処方できるフローチャート式なら診断のつかない病気にも対応できます。西洋医学を中心に、足らないところを漢方薬で補完して、ペットの健康寿命を1日でも長くできるよう・・」とあります。
ペットに禁忌(用量依存的に副作用が出る)となる生薬は120種類ほどあるうちの5つだけで(最も気をつけなければならないのはなんと山椒)、それ以外は相当の投与量となっても安全性に問題はないとのこと。我が家の子達にあげるときは生薬構成も参考にして選んでいます。
ちなみに我が家で使っている漢方は
冬虫夏草・・・スタミナ不足、過労、免疫など
ジョッキ・・・肝臓と腎臓
疎経活血湯・・関節痛、腰痛、筋肉痛など
当帰芍薬散・・冷え、膀胱炎、虚弱、血行不良など
五苓散・・・・急性下痢、膀胱炎など
補中益気湯・・胃腸を丈夫に
六君子湯・・・食欲不振、嘔吐、ガン慢性期、術後の回復になど
小柴胡湯・・・耳の炎症、肝疾患、食欲不振、嘔吐、下痢など
毎日使ったり、気になる症状が出た時に人も犬も使います。コリー達は大体人間の半量で。
西洋の薬は体を冷やしがちですが、漢方は温めてピンポイントではなく全体的に働きかけるのでむしろ早く効果を感じることも多々あります。気軽にドラッグストアでも買えて薬局では処方箋があれば保険適用もあるので(人間の場合ですが)、こちらの書籍を活用しながら我が子の体調管理をするのも十分有効かと思います。
興味のある方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。
漢方、いいですよ。
ちなみにるっちゃんは冬虫夏草、ジョッキを常用、当帰芍薬散と疎経活血湯はその日の様子で。
最近耳まで毛布がお気に入りのるっちゃん😌