今日はるっちゃんが荼毘に付す日
・・・
でした・・・
頭の中はいまだに「・・・」です。
というのも、
今までの先住犬達がお世話になっているペット霊園さんに今回も予約していたのですが、コロナの関係で予約がなかなか取れずにいてやっと取れた予約であったのに、またまたコロナで急遽利用できなくなってしまう事態が発生。急いで近隣で探してもなかなか見つからず。色々と調べて、火葬車ならとのことで何社かある中、来ていただけるところが一社だけ見つかったので、何度も問い合わせの電話をして納得させてもらえた上で今回のペット火葬車をお願いしました。
納得したポイント
・炉の中、遺体を置く台が、清掃が行き届いている。
・火葬後、自宅の中で骨上げができる。
・会社のうたい文句
『葬儀のスペシャリストによる高品質の葬祭サービス。大切な家族であるペットだから、しっかりとしたお別れをしたい。そんなお客様のご希望にお答えするため、私たちは「葬祭ディレクター」「動物葬祭ディレクター」資格を持つキャストが、人間と同様の高品質なサービスでご家族を「虹の橋」へとお送りするお手伝いを致します。資格を持ったキャストだからこそ、安心してご依頼いただけます。』
・とても丁寧で親身な対応
・不安だったので何度も確認の電話をしても不安を払拭してくれた内容と丁寧さ
ここまで希望以上に揃ったので、これはむしろ霊園にみんなを連れて出向くよりも住み慣れた我が家で最後をお見送りできる、なんていいサービスなんだろう!とまで思いました。
火葬料金も一般的、追加料金もない、区域外なので距離数分のプラス料金だけ。ここも良心的です。
そんな経緯があり本日、私たちは朝から、緊張しながらるっちゃんに最後のなでなでやお話もして待っていると、約束の時間通りに火葬車が来てくれました。
担当の方はとても感じがよく、男子達も喜んでお出迎え。私は、これならるっちゃんを気持ちよく送り出せるとほっとした矢先・・・
説明を受けるために外に出た父さんが慌てて戻ってきて
「るっちゃん入らないよ・・・・・・」と困惑顔。
私も外に行って、炉の中を見て
絶句。
きょとん。
拍子抜け。
どう頑張っても入らない大きさです。シェルティ、柴であれば横になっているまんまに入れるくらいのサイズでしかないのですから。
コリーで20キロと最初から何度も言ってるのに、そのコリーが横になったまま入れると言っていたのに、
「えっっっ?????・・・」
「どうやっても入りませんよ。」というと、「体をどうにか曲げて」
「・・・・・・・」
炉の大きさが間違っているんじゃないかと聞いてみても、この炉のサイズが普通で会社の火葬車全部がこのサイズ。これで大型犬まで対応しているのだとか。
「死後硬直もしているのに無理矢理曲げるの?!曲がるとしてもそもそも入りません!というか!!曲げるなんて論外です!死んでいるにしたって、るっちゃんがかわいそう過ぎます。私たちもこんなお見送りは後悔しか残りません!」
もちろんお引き取り願いました。
その間に、
「20キロのコリーが横になったまま入れるか?と聞いて、どうして入れると言ったんですか?入らないのわかると思うんですけど、無理なら無理とどうして言わなかったんですか?」と言ったら、「先にお伝えしておくべきでした。社長には大きい炉の車を買うように言ってたのですがこのサイズの車だったんです。」と要らない理由と平謝り・・・。
担当者が帰られる前に最後、「過去に大型犬を火葬したことないんですか?」と聞いてみたら、「ラブラドールでちょっと可愛そうなんですが顔と手足を折り曲げて斜めにして、扉でぎゅっと押し込めたら全部入りました。」と普通に笑顔で言って会釈して帰りました・・・。
胸が押し潰されそうな言葉です。
会社のうたい文句はなんなのでしょうか??葬祭ディレクターとか動物葬祭ディレクターとか何のための、誰のための資格なのでしょうか??
どうしてこうなったのか・・・。あんなに打ち合わせをしていたのに。
かかりつけの病院の先生にも情報いただいたので明日また予約の仕切り直しです。
というわけで、るっちゃんは冷え冷えの体で顔も全く崩れはなく、まだお部屋にいます。
今は浮腫、異臭も無しです。
大好きなるっちゃんとの時間が少し増えて嬉しい・・・と正直そんな思いもありますが、早く体もお空に上げてあげないと、の気持ちでなんとも言えない心境です。
今日を振り返って考えても、みんなそうですがるっちゃんも我が子同然でかわいい大事に育ててきた子です。
やっぱり・・・
首を曲げて、体を斜めにして、足を折って、入りきらないなら扉の重みで入れ込むなんて・・・
今、体を伸ばしてすやすやと眠っているかのようなお顔のるっちゃんを・・・
どう頑張ってもそんなこと、私も父さんも絶対に無理です・・・。
このスペース、みんなで骨上げをするために広げてました。
パーシャもさすがにきょとんですよ・・・
ねっ、パーシャ・・・
ブログを見てくれている皆様、ご連絡をいただきました皆様、
荼毘に付すお知らせをしたことで、今日るっちゃんのためにお空を見上げてくれたり手を合わせていただいた皆様には申し訳なく、心からお詫びいたします。
そしてありがとうと感謝の気持ちでいっぱいです。